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焼酎

2026年8月27日 · 文:Kiyo Darner · 約3分

琉球王朝:鍾乳洞で寝かせる、宮古島の泡盛

琉球王朝を泡盛のリストに加えました。1オンス7ドルです。うちで宮古島のものを置くのはこれが初めてで、そこは説明する価値があります。沖縄はひとつの場所ではありません。

別の島

宮古島は沖縄本島から南西へおよそ300キロ、那覇より台湾のほうが近いくらいの位置にあります。平坦で、隆起したサンゴの石灰岩でできていて、川と呼べるものがありません。水は地表を流れず、岩のなかへまっすぐ落ちていきます。

うちのほかの泡盛は、それぞれ別の場所から来ています。瑞泉と忠孝は本島、久米仙は久米島、請福は八重山。互いに置き換えのきくものではありませんし、「沖縄の泡盛」をひとつの区分として扱うのは、スコッチをひとつの味として扱うのに似ています。

多良川

多良川は1948年から宮古島市で酒を造っていて、蔵の芯にあるのは一貫して古酒です。

彼らの言い方を借りれば、泡盛は造るものではなく育てるもの。口で言うのは簡単ですが、商いとしては難しい話です。熟成させている酒は、売っていない在庫でもあるからです。

そして洞窟で寝かせています。敷地には石灰岩の洞窟を使った貯蔵庫があり、見学もできます。岩のなかは、普通の倉庫がなかなか出せないものを与えてくれます。一年を通してほとんど動かない温度と、逃げない湿度です。夏が容赦ない島で、これは飾りではありません。

「古酒ベース」の意味

この一本を、ただ飲みやすい酒ではなく面白い酒にしているのがここです。

三年以上寝かせた泡盛を古酒と呼びます。普段飲まれている一般的な泡盛の多くは古酒ではありません。蒸留してまもなく瓶詰めされた若い酒で、鋭くまっすぐで、値段もそれなりです。

琉球王朝は、その古酒を土台にしてブレンドされています。熟成した酒が飾りではなく基礎になっている。この価格帯では珍しいことで、あの丸みはそこから来ています。泡盛らしい華やかな香りが立ち、そのあとに若い酒のような熱い角ではなく、重みのあるものが続きます。

泡盛とはそもそも何で、なぜタイ米と黒麹を使うのかについては、泡盛の記事にまとめました。

飲み方

島での飲み方はロックで、始めるならこれが正解です。加水で香りが開き、しかも潰れません。

長く飲むなら水割り。沖縄では注文ごとに混ぜるのではなく、前もって割って寝かせておくのが伝統的なやり方で、これが本当に味を変えます。

古酒の土台が何をしているのかを見たいならストレートで。この一本は、一度はやってみる価値があります。

焼いた豚、揚げもの、酸のきいた漬物と合います。泡盛には、強い料理の隣に座っても消えないだけの骨格があります。

1オンス7ドルというのは、熟成した泡盛が自分に合うかどうかを確かめる、うちでいちばん安い方法でもあります。頼む理由としては、たぶんそれがいちばん実際的です。