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ウイスキー

2026年5月12日 · 文:Izakaya Juraku · 約3分

YU 勇 — 武士道の徳を、ミズナラ樽で

勇(ゆう)は武士道の徳のひとつで、ふつう「勇気」と訳されます。

その訳は少し足りません。武士道における勇は、単に戦う意志のことではありません。勇猛さ、不屈さ、そして状況を見極める力。いつ動くべきかを知っていることが、動く度胸と同じくらいその中身になっています。

その名をウイスキーに付けるのは、それなりに高い基準を自分に課すことです。

ウイスキーについて

ミズナラ樽での熟成。日本のオークで、このボトルに手を伸ばす理由そのものです。

ミズナラは希少で、扱いにくい木です。成長が遅く不揃いで、多孔質なので樽が漏れる。そしてヨーロッパやアメリカのオークより長く置かないと、生のタンニンを出すのをやめて、本領を出し始めてくれません。

その本領が白檀、お香、ココナッツ。他のどのオークも出せない香りの領域です。

味わい

**香りと味わい:**全体を通して果実的で華やか。蜂蜜、オレンジピール、ホワイトチョコレート

**余韻:**まろやかで、オークの気配

ミズナラが時に生み出すものより、穏やかなプロファイルです。重いタンニンはなく、スモークもない。日本のオークが重さではなく香水として現れるので、ミズナラ熟成のウイスキーへの入口としては入りやすい一本になっています。

うちの棚での位置

現在うちには、ミズナラが中心にあるウイスキーが4本あり、その使い方が4通りに分かれています。

響 JAPANESE HARMONY — 5種の樽のひとつとしてのミズナラ。

SHINOBU 10年 — シェリー、バーボン、ホグスヘッドのモルトに、ミズナラでフィニッシュ。

大和 巴御前 — グレーン主体のベースを、8年間まるごとミズナラで。

YU 勇 — 柔らかく果実主導のウイスキーに、ミズナラ。

横断して飲むのが、この木が実際に何をしているのかを理解する一番はっきりした方法です。飲み比べは喜んで組みます。

飲み方

ストレート、常温、急がずに。ミズナラの香りは開くのに数分かかり、氷で最初に失われるのもそこです。

相性の良い料理

ウイスキーとしては軽めの合わせ方で。手巻き、クリスピーライス、手羽先。あるいは食後に単体で。

Izakaya Jurakuで

YU 勇は、Lower East SideのIzakaya Jurakuのウイスキーリストにあります。ボトルでもご用意しています。