本文へスキップ
← ブログ一覧へ戻る
ウイスキー

2025年11月11日 · 文:Izakaya Juraku · 約2分

大和 巴御前と武田の鎧 — 侍の名を持つミズナラウイスキー

武人の名をウイスキーに付けるのは、簡単な売り方です。ただ時々、物語の方が売り文句より面白いことがあります。

巴御前

巴御前は12世紀末の源平合戦を戦い、日本史に名前で記録されている数少ない女武者のひとりです。

伝えられるところでは、千騎に及ぶ兵を率いたとされます。戦場に象徴として置かれていたのではなく、実際の指揮官だったということです。

「巴」は読点の形であり、日本の家紋に使われる巴紋の名でもあります。彼女は肩の鎧にその紋を付けていたと言われ、ボトルの意匠はそこから来ています。

ウイスキーについて

巴御前は山梨で蒸留され、ミズナラ樽で8年熟成された後、単一のヴァットに移してさらに時間を置いています。

構成はグレーン60%、モルト40%。ここは知っておく価値があります。グレーン主体のブレンドはたいてい飲みやすさのために作られるもので、それを8年もミズナラに入れるのは珍しい組み合わせです。ミズナラは通常、素材の情報量が多いモルトに使われます。

結果として、柔らかく親しみやすいウイスキーが、日本のオークで評価される白檀とお香の性格を帯びることになります。

武田の鎧

対になるリリースで、こちらもミズナラ。甲斐の武田氏の鎧に由来します。騎馬が16世紀の戦を席巻し、当主の武田信玄が戦国時代で最も恐れられた武将のひとりだった、あの一族です。

このウイスキーが造られている山梨は、旧国名で甲斐。名付けは飾りではなく、土地の話です。

飲み方

ストレート、常温で、ミズナラと出会うために。強い加水に耐える木ではありません。

大きめの氷を一つまでなら問題ありません。グレーンの比率があるぶん、ミズナラ熟成のウイスキーとしてはハイボールにも比較的耐えます。気分次第で。

相性の良い料理

濃く、甘辛いもの。うな丼、豚の角煮、タレの焼き鳥、串焼き丼。

Izakaya Jurakuで

大和 巴御前は、Lower East SideのIzakaya Jurakuのウイスキーリストにあります。武田の鎧はボトルでご用意しています。