2026年7月1日 · 文:Izakaya Juraku · 約4分
世界チャンピオンからJurakuの常連へ — 吉田実代という人
ここ数年、Jurakuに来たことがある方なら、うちのテーブル席で吉田実代を見かけたことがあるかもしれません。
試合の後、祝杯をあげていることもあれば、友人たちと食事をしながらおしゃべりしていることも。トレーニングの後、ただ静かに食事を楽しんでいることもあります。
僕たちにとって、彼女はただの「ミヨ」。常連であり、大切な友人です。
でも世界的に見れば、彼女は日本を代表するプロボクサーのひとりです。
彼女がJurakuファミリーの一員でいてくれることを心から誇りに思っていますし、世界タイトルを追い続ける彼女のスポンサーのひとつでいられることも、本当に光栄です。
鹿児島生まれのチャンピオン
吉田実代は鹿児島県出身。格闘技の世界に足を踏み入れた経緯は、実はよくあるパターンとは少し違います。
子供の頃からボクシングをしていたわけではありません。20代になってから格闘技の世界に入り、最初はキックボクシングや総合格闘技の試合に出場していました。その後たどり着いたのがボクシングで、2014年にプロデビューを果たしています。
以来、日本の女子ボクシング界でも屈指のキャリアを築いてきました。主な戦績は以下の通りです。
- WBO女子スーパーフライ級世界王者(2度)
- 元IBF女子バンタム級世界王者
- 元日本女子バンタム級王者
- 元OPBF女子バンタム級王者
これまで世界トップクラスの選手たちと対戦を重ね、非常に高い技術と、粘り強さ、タフさを兼ね備えた選手として評価されています。
キャリアの舞台をニューヨークへ
数年前、ミヨはキャリアの拠点をアメリカに移すという、簡単ではない決断をしました。
現在はニューヨークを拠点にトレーニングを積み、ブルックリンの伝説的なジム「グリーソンズ・ジム」で練習しています。数々のチャンピオンを輩出してきた、ボクシング史に残る名門ジムです。
このレベルでトレーニングを続けるには、相当な自己管理が必要です。ワークアウトのひとつひとつ、食事のひとつひとつが、次の試合につながる一歩になります。
チャンピオンである以前に
面白いのは、もし何も知らずにJurakuでミヨに会ったら、彼女が世界チャンピオンだとは気づかないかもしれないということです。
謙虚で、優しくて、話しやすい。いつも笑顔です。
そんな彼女がいつしか常連になり、友人になり、そして今ではリングに上がるたびに僕たちが心から応援したくなる存在になりました。
これこそ、Jurakuの好きなところのひとつです。ある夜はシェフやアーティスト、ミュージシャンや起業家、そして時には世界チャンピオンのアスリートと同じ空間にいることもある。でも、誰であっても分け隔てなく、みんな同じように迎え入れます。
なぜミヨをスポンサーするのか
「どうしてJurakuはアスリートや地元のクリエイターをスポンサーするの?」と聞かれることがあります。
答えはシンプルです。有名だからスポンサーになるわけではありません。信じられる人だから、応援したいんです。
ミヨは、2018年の開店以来Jurakuが大切にしてきた価値観そのものを体現しています。努力、謙虚さ、粘り強さ、そしてコミュニティ。彼女は毎日自分を高め続けながらも、地に足のついた人であり続けています。そこに僕たちは深く敬意を抱いています。
彼女のスポンサーでいることは、宣伝のためじゃありません。友人を応援したいという、ただそれだけです。
Jurakuチーム一同より
近所のレストランをやっていて一番嬉しいのは、そこで出会う人たちです。お客さんが常連になり、常連が友人になる。
ミヨがこれまで成し遂げてきたすべてを、僕たちは心から誇りに思っています。そして、彼女の道のりのほんの一部でいられることを、光栄に思っています。
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