2026年6月5日 · 文:Izakaya Juraku · 約2分
久米島の久米仙 — 小さな島の湧き水から生まれる泡盛
久米島は沖縄本島の西、約100キロのところにあります。小さく、遠く、そして水がとても良い。
この蔵がここにある理由は、最後の一点に尽きます。
水について
久米島の久米仙は、島北部の「堂井(ドーガー)」の湧き水にこだわっています。水の良さで知られる島の中でも、さらに評価の高い水源です。
泡盛は書き出せば単純な酒です。長粒米、黒麹、単式蒸留一回。隠れる場所がありません。原料表がこれだけ短いと、水は背景の情報ではなく主役の一つになります。
名前について
「久米島の久米仙」は、中世の説話に出てくる伝説の仙人「久米の仙人」に由来します。
蔵の創業は1949年、久米島町上江洲。人口数千人の島から、沖縄でも指折りの知名度を持つ泡盛ブランドに育ちました。
何が違うのか
泡盛の多くは30度以下で瓶詰めされます。久米仙は意図的に強く造られています。
その度数が香りを運びます。豊かで香り高く、味わいはまろやか、と評されるのは、まろやかさが泡盛そのものから、豊かさが標準まで割り下げていないことから来ているからです。
原料は厳選された南方産の硬質米。泡盛が必要とする長粒種です。
飲み方
水割りが沖縄の基本で、これにもよく合います。度数があるぶん、しっかり割っても崩れません。
夏はロック。冬はお湯割りで、香りがかなり開きます。
割らずに会いたければストレートでも。ただ、それを要求してくる一本ではありません。
相性の良い料理
濃いもの、脂のあるもの、旨味のあるもの。豚の角煮、とんそく、豚キムチ、黒豚ソーセージの串。
泡盛は強い味付けにも他の蒸留酒より強いので、スパイシー枝豆や豚キムチの横でも負けません。
Izakaya Jurakuで
久米島の久米仙は、Lower East SideのIzakaya Jurakuの泡盛リストに、瑞泉・忠孝・請福と並んで置いています。島によってどれだけ違うのかを知りたければ、飲み比べでお出しします。
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