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焼酎

2026年3月6日 · 文:Izakaya Juraku · 約2分

忠孝の泡盛 — 甕を自分たちで焼く蒸留所

多くの蒸留所は容器を買います。忠孝は作ります。

1989年以来、熟成用の陶器の甕を、貯蔵庫に隣接する工房と窯で自ら焼いています。その貯蔵庫は、沖縄で最大の木造建築です。

甕の意味

ステンレスやオーク樽が来る前、泡盛は甕で熟成されていました。古酒(クース)は何世紀ものあいだ、そうやって造られてきました。

陶器はわずかに多孔質なので、甕の中では空気とのやり取りが非常にゆっくり進みます。密閉タンクより樽に近い挙動でありながら、木の風味は加わりません。出てくるのは、オークの味がしないまま丸く柔らかくなった酒です。

忠孝はこのやり方を受け継いだというより、意識的に復活させました。沖縄の焼き物を蘇らせること自体が、その目的の一部でもありました。

地釜での蒸留

熟成だけで終わりません。

忠孝は琉球王国時代の道具をもとにした陶製の地釜甕で蒸留しています。窯も自前です。沖縄で唯一の、陶器の釜による蒸留です。

仕次ぎ

さらに「仕次ぎ」というブレンドの仕組みも作り上げました。若い泡盛を、順に古い甕へ注ぎ足していく方式です。

聞き覚えがあるとすれば、それはシェリーのソレラシステムとほぼ同じ考え方だからです。どの甕も完全には空にならないので、注がれる一杯には必ずずっと古い酒の一部が含まれ、蔵の性格が年ごとにぶれません。

うちにある一本

忠孝 琉球泡盛。甕で3年以上熟成、マンゴー酵母、アルコール43度。

**味わい:**カラメル、そして燻したような輪郭

43度は、30度以下が多い泡盛の中では強い部類です。それなりの飲み方で。

蔵について

忠孝酒造は1949年から、那覇のすぐ南で操業しています。元は豊見城酒造で、創業者の大城忠孝氏の引退にあたって現在の名前になりました。

飲み方

普段は水割りかロックで。甕が与えた質感を味わいたければストレートで。それが甕熟成の存在理由であり、割ると隠れてしまいます。

相性の良い料理

沖縄料理は豚が中心で、泡盛はその隣で育ちました。豚の角煮、とんそく、豚キムチ、焼肉。

Izakaya Jurakuで

忠孝 琉球泡盛は、Lower East SideのIzakaya Jurakuの泡盛リストにあります。