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焼酎

2025年11月14日 · 文:Izakaya Juraku · 約2分

紅乙女 — 世界初のごま焼酎

焼酎はさつまいも、麦、米、そば、黒糖、時には緑茶から造られます。

ごまはその一覧に入っていません。ごまは難しいからで、1978年まで誰も成功していなかったからです。

誰がやったのか

紅乙女酒造の創業は1977年、福岡県久留米市の田主丸。

その翌年、何度もの失敗の末に、林田春野氏が世界で初めてごまからの蒸留に成功しました。以来、紅乙女はその一点を中心に蔵を築いてきました。

蔵は今もそこにあり、見学もでき、そして果物の産地として知られる福岡の一角に建っています。

中身の構成

もろみは**麦60%、米30%、ごま10%**です。

ごまが主役だと思っている方は、この比率に驚きます。主役である必要がないのです。ごまの香りは非常に強く、麦と米はその香りが乗るための土台として置かれています。ごまの比率を上げると、飲み物というより調味料に近いものになってしまいます。

味わい

第一印象はクリーンで、ほとんど無色に近い。柔らかく、少し控えめで、自己主張がありません。

そこに焙煎したごまが来ます。これは間違えようがありません。濃く、香ばしく、かすかに甘い。熱した鍋にごまが当たったときの、あの香りそのものです。殴ってくるのではなく、積み上がってきます。

この入口と余韻の落差が、この焼酎の体験そのものです。だからゆっくり飲む価値があります。

飲み方

ストレートかロックで、その流れを最後まで。

お湯割りが、正直いちばん良い形です。熱は香気成分を持ち上げますし、香りだけで成立している酒だと差が劇的に出ます。外が寒ければ、この飲み方で。

相性の良い料理

うちの厨房の半分にはすでにごまが入っているので、これは簡単です。ごまだれのもの、冷やし中華、海藻サラダ、クリスピーライス。

唐揚げや手羽先とも素晴らしく合います。焙煎の香りと揚げ物が出会います。

Izakaya Jurakuで

紅乙女は、Lower East SideのIzakaya Jurakuの焼酎リストにあります。天気がひどい日は、お湯割りでどうぞ。