2025年3月3日 · 文:Izakaya Juraku · 約3分
Barrow's Intense — 1バッチに生姜90キロ、そして「212」の芯
ジンジャーリキュールの多くは、生姜のエキスから造られています。これは、生姜そのものから造られています。
1バッチにつき90キロ以上。洗い、切り落とし、刻み、漬け込み、搾る。すべて手作業です。
原料は4つ
生姜、サトウキビ由来のニュートラルスピリッツ、水、砂糖。レシピはこれだけです。
保存料も香料も、生姜の代わりになるものも入っていません。アルコール度数は22%。
そして、あえて無濾過で仕上げられています。瓶がうっすら濁っていたり、底に澱が沈んでいたりするのはそのためです。欠陥ではありません。濾過してしまえば、「生姜風味のシロップ」ではなく「生姜そのもの」の味を作っている成分が、そっくり抜け落ちてしまいます。
名前の由来
創業者のジョシュ・モートン氏がレシピを完成させたのは、ウエストヴィレッジのバロウ・ストリートにある自宅ロフトでした。生産は手狭になってブルックリンのインダストリー・シティへ移りましたが、名前はその通りの名を残しています。
212
使うのは3つ。Barrow's、ジャパニーズジン、そして自家製の柚子サワーミックス(大葉入り)です。
この名前は、二重にかかっています。配合比が2、1、2であること。そして212は、私たちの市外局番でもあること(お店の番号は212-477-0100です)。比率のほうは偶然そうなっただけなのですが、その偶然が面白くて、そのままカクテルの名前にしました。
ジンがハーブと柑橘寄りのベースを作り、柚子サワーがレモンより鋭く華やかな酸を添えます。その下を、ミントとバジルのあいだのような大葉の香りが通ります。そしてBarrow'sが熱を担当します。感じのいい上品な柑橘カクテルで終わらせず、芯を通す役割です。
生姜と柚子は、自然に合う組み合わせ。面白いのは生姜と大葉のほうです。どちらも香りが強く、ぶつかってもおかしくないのに、重なって層になります。
Jurakuでもっとも多くご注文いただくカクテルのひとつで、その理由は生姜にあります。
バーに置き続けている理由
日本の店にブルックリンのお酒がある。その感じが気に入っています。212以外にも、ジン、ウイスキー、ラムのカクテルに幅広く使えますし、シンプルにソーダで割っても美味しい一本です。
212を、Jurakuで
Izakaya Juraku、121 Ludlow Street、ロウアー・イーストサイド。
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