2025年9月19日 · 文:Izakaya Juraku · 約2分
赤霧島 — 自然に赤くなる焼酎
「赤」はそのままの意味です。
この焼酎を赤くするために、何かを加えているわけではありません。色は勝手に生まれます。そしてその理由が、そのまま味の理由でもあります。
なぜ赤くなるのか
赤霧島に使われているのは「ムラサキマサリ」という、ポリフェノールを多く含む紫芋です。
発酵中、そのポリフェノールが黒麹の生むクエン酸と反応します。その反応が赤い色を出します。着色でも、仕上げの工程でもありません。その芋とその麹を組み合わせた結果として出てくる副産物です。
色を作っているのと同じ化学が味も作っているので、これは「色の付いた普通の芋焼酎」にはなりません。
蔵について
霧島酒造の創業は1916年、九州・宮崎。現在は日本最大の焼酎メーカーです。
うちにはすでに黒霧島があります。日本の広い範囲で日常の基準になっている、黒麹の一本です。赤は同じ蔵の逆方向。実用というより、香りの側にあります。
グラスの中身
**香り:**赤い果実。いちご、やまもも。その下にヨーグルトのようなニュアンス
**味わい:**上品で、砂糖的ではないはっきりした甘さ
**余韻:**柔らかく、長い
説明に困るのがヨーグルトのニュアンスです。果実を丸くまとめる乳酸的な柔らかさで、蒸留酒に期待する要素ではありません。
飲み方
芋焼酎の定番は水割りで、これにもよく合います。焼酎1に対して水1〜2程度。手間を惜しまないなら、前もって作っておくのが一番です。
ロックも良い。ストレートも良い。お湯割りにすると果実が前に出るので、寒い日はそちらを。
相性の良い料理
芋焼酎は焼き物と脂に合います。タレの焼き鳥、豚バラ串、手羽先、焼肉。
ベリー的な性格は、豚キムチとも相性が良いです。
Izakaya Jurakuで
赤霧島は、Lower East SideのIzakaya Jurakuの焼酎リストにあります。黒と並べて見てみてください。同じ蔵なのに、見た目も味も別の酒です。
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