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日本酒

2026年2月3日 · 文:Izakaya Juraku · 約3分

雪の天使 にごり — 造り手の名前が出てこない日本酒

この一本については、造り手が誰かということ以外、ほぼ全部お話しできます。

Snow Angel、「雪の天使」はプライベートラベルです。日本酒の最重要産地のひとつである兵庫の大手蔵が造っていて、その蔵の名前は意図的にラベルに出していません。

なぜそうなるのか

日本酒のプライベートラベルは珍しくありませんし、後ろ暗い話でもありません。

大きな蔵が自社銘柄を造りつつ、輸入業者や小売業者向けにも仕込み、相手方が自分のブランドを付けて出す。蔵は自社ブランドを薄めずに数量を確保でき、ラベル側は本来頼めない酒を持てる。たいていは双方とも、この話を静かにしておきたがります。

有名工場で作られるスーパーのプライベートブランドと同じ理屈です。ただし中身は、こちらは本当に良い。

カップの中身

純米のにごり。精米歩合70%、アルコール12.5%。

注目すべきは度数です。日本酒の多くは15〜16%、うちで扱っている菊水のにごりは21%。12.5%というのはワイン一杯に近く、飲み口もそれに近い。

**香り:**メロン、カンタロープ、百合の花

**味わい:**滑らかでクリーミー。ライチ、いちご

**バランス:**やや甘口。甘さはありますが、デザートの手前で止まります

なぜ置いているか

日本酒リストの中で、一番やさしい一本だからです。

低めの度数、クリーミーな質感、果実感。何も要求してきません。テーブルの誰かが日本酒に自信がない、強いものは避けたい、あるいは課題ではなく単に一杯飲みたい。そういうときに開けます。

うちのにごりは今、幅がはっきりしています。12.5%の雪の天使、中間のさゆりと白川郷、そして21%の菊水パーフェクトスノー。同じカテゴリーで、体験はまったく別物です。

提供の仕方

冷やして、注ぐ前に振ります。米の固形分は沈むので、振らないと最初は澄んだ酒、最後に濃い澱が来ます。

相性の良い料理

はっきりした味、強い味。スパイシー枝豆、スパイシーラーメン、豚キムチ。ラッシーが辛さを受け止めるのと同じ働きをします。

アイスクリームとも合います。比喩ではなく、抹茶モチアイスの横でどうぞ。

Izakaya Jurakuで

雪の天使 にごりは、Lower East SideのIzakaya Jurakuのカップ酒リストにあります。