2026年3月16日 · 文:Izakaya Juraku · 約3分
開華 NOODLE SAKE:ラーメンのために造られたカップ酒
うちではすでに開華のさのまるカップを扱っています。あのマスコットが正面にいるカップ酒です。これは開華のもう一つのカップで、存在理由はひとつです。
佐野について
第一酒造は栃木県佐野市にあり、栃木県最古の蔵。三百年を超える歴史があります。
佐野はラーメンの町でもあります。佐野ラーメンは独自の支持層を持つご当地スタイルで、澄んだ醤油ベースのスープと、青竹打ちと呼ばれる技法で竹を使って打つ手打ち麺が特徴です。これを食べるために車で佐野へ向かう人がいます。
つまり、ラーメンの町の蔵がラーメンのための酒を造った。商品名はNOODLE SAKE。蔵はこれを、ラーメンと一緒に飲むために開発された日本初の日本酒と説明しています。発売日は10月1日、日本酒の日でした。
ラーメンが味覚に何をするか
ここでの設計課題は、聞こえるより面白いものです。
ラーメンのスープは、酒にとって手強い相手です。熱く、塩気が強く、脂があり、グルタミン酸が満載。口の中を覆い、味覚を飽和させます。豚骨の丼の隣に注がれた繊細で香り高い大吟醸は消し飛び、精米歩合に払った金額は無駄になります。
それに対抗できるのは、強さを足すことではありません。酸と辛さです。競い合おうとするのではなく、脂を切り、口を覆った膜を流すもの。
このボトルはそのために造られています。純米吟醸、精米歩合55%、アルコール分14%。香り高く甘いのではなく、意図的に軽く辛口に振ってあります。
精米歩合55%は書き留める価値があります。吟醸の基準である60%を十分に超えていて、つまりこれは安い酒に体裁をつけたものではありません。蔵は磨きに費用をかけたうえで、その結果を丼に向けたのです。
なぜカップなのか
カップ酒、いわゆるワンカップは、1960年代から日本の飲酒生活の一部です。蓋つきのグラスに一人前。移し替えも、燗も、儀式も不要。
ラーメンにとって、この形式は懐かしさではなく実用です。ラーメンのカウンターに瓶とちろりを置く余裕はありませんし、たいてい一人で、素早く食べる。一杯の丼に付き合って飲み切るには、カップ一つがちょうどよい量です。
味わい
軽快で、ほのかな米の甘み、そして辛口で爽やかな余韻。カウンターの上で一番面白いものになろうとはしていません。
飲み方
よく冷やして、カップのまま、あるいはお猪口に注いで。
食べ終わってからではなく、ひと口ごとの合間に。狙いは最後に流し込むことではなく、丼の途中で口をリセットすることです。
合わせるもの
もちろんラーメン。特に味噌と豚骨、そして脂ののったチャーシュー。同じ理由で、濃厚で塩気のある居酒屋料理全般にも合います。
Izakaya Jurakuで
開華のラーメン用カップ酒は、Lower East SideのIzakaya Jurakuの日本酒リストに、開華さのまると並んで置いてあります。最新のメニューをご確認いただくか、開いているものをお尋ねください。
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