2025年10月19日 · 文:Izakaya Juraku · 約2分
白鶴 さゆり — 「小百合」という名前のにごり酒
「日本酒はあまり得意じゃない」という方に開けるのが、この一本です。
だいたいうまくいきます。そう言う方の多くは、良くない店で辛口の一杯を飲んで、これは自分向きではないなと判断しただけだからです。さゆりはそれとはまったく違います。
さゆりという名前
さゆりは「小百合」、小さな百合のことです。
花言葉として百合は純潔や無垢を表し、さゆりは女性の名前としてもよく使われます。名前がやっている仕事は、この酒がやっている仕事と同じです。柔らかく、繊細で、身構えさせない。
蔵について
白鶴の創業は1743年、神戸の灘。日本酒の本場とされてきた地区です。
灘が日本酒の中心になったのには、はっきりした条件があります。六甲山系から出る硬水、山から吹き下ろす冬の冷たい風、上質な山田錦へのアクセス、そして千年続く杜氏の伝統。
新潟との一番の違いは水の硬さです。軟水が軽くドライな酒を生むのに対し、灘の硬めの水は発酵が力強く、歴史的により厚みのあるしっかりした酒を造ってきました。
にごり酒とは
にごり酒は、完全には濾していない日本酒です。米の固形分が液中に残っているので、白く濁り、口当たりに厚みが出ます。
さゆりは白く濁っていて、クリーミーで、穏やかに甘い。砂糖的な甘さではなく、質感の上に乗った甘さです。
提供の仕方
冷やして、注ぐ前に振ります。固形分は下に沈むので、振らないと最初は澄んだ酒、最後は濃い酒が出てきます。
相性の良い料理
辛いもの全般。スパイシー枝豆、スパイシーラーメン、豚キムチ。ラッシーが辛さを受け止めるのと同じ働きをします。
揚げ物ともよく合います。唐揚げや手羽先に、冷たい甘いにごりを合わせるのは本当に良い組み合わせです。
デザートにもなります。抹茶モチアイスと一緒にどうぞ。
Izakaya Jurakuで
白鶴 さゆり にごりは、Lower East SideのIzakaya Jurakuの日本酒リストに、小瓶と四合瓶でご用意しています。日本酒がこれまでピンとこなかった方は、ここから始めてください。
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